就寝前のお楽しみ

天気が悪いとまだ肌寒いですが

快晴の日は暖かく1stはよく日向ぼっこをしています

妄想に費やす時間が殆どと言っても過言ではありません

戦隊ヒーロー

超能力者

秀才の科学者

魔法使い

負け知らずのバイクレーサー

地球侵略を企む悪の組織と人知れず闘う孤独な戦士

異次元を飛び交い世界の調整を行う調律人

妄想の世界では努力せず何にでもなれるのです

脚本　監督　主演　観客　賞賛するのも思いのままなのです！

残念ですが1stにはそろそろ現実世界へ戻ってきて貰うとしましょう

ちなみに上記の妄想の例えは母が大好きなテーマとなっております

1stの妄想テーマはとても人前ではお話できませんのでｗ

防衛本能的な嘘

2ndが遠足で登山へ行ってきました

結構な歩行距離で心配でしたが難なく楽しめたそうです

父お手製のお弁当も頂上で美味しく食べたとの事

しかし残念な事に道中で雨に降られて大変だったそうです

ぬかるんだ道に足を取られ滑ってしまったらしく

合羽に帽子　洋服と靴　リュック　中身に至るまで

全てが泥と砂利に包まれていました

お弁当箱の食べ残したおかずにも砂利が大量に付着していた事を指摘すると

転んだ時に砂利がお弁当箱へ流入したのではないかという意見を主張するのです

強靭なパッキンで密封される仕様のステンレス製のお弁当箱なので

残念ながら可能性は著しく低いお話です

苦笑いしながら不注意でこぼしてしまったと白状しました

素直に反省して正直に話せば怒らないものです

覚えておきましょう

興味

バスの停車ボタンが気になるお年頃です

漏れなく攻防戦が繰り広げられます

かといって頑なに拒むと拗ねてしまいますので

ご機嫌を損ねないよう取り扱いに注意します

手遊びや歌などは数分の繋ぎにしかならず

窓の外で走っている車を指差し大げさに驚きながら

興味を反らそうと努力しますが

うむ　といった感じで流されるのがオチです

なぜか一番効果的だったのは「カードを持たせる」でした

何の変哲もないプラスティック製のポイントカードの類です

在庫はいくらでもあるので日替わりでも困りません！

なんと親孝行な子なのでしょう

車中で投げ捨てるのさえやめてくれたら

母はもっと嬉しいです！

仲良し

気が長い1stが　感情の赴くまま行動する野生的な3rdに

合わせているのだとしても連帯感が素晴らしい時があります

大概　その際の標的は2ndです

気分屋で飽きっぽいが好奇心の固まりである2ndゆえに

あれこれと手を出し後始末を1stにお願いするので

1stが辟易した頃に3rdと団結し逆襲が始まるといった具合です

文字にして読み返すと　まるで某アニメの

友情を育みながら旅を続け成長するモンスター使いさながらですね

得意技は電撃ではなくヨダレに塗れたキスと悩殺笑顔になります

危険防止

我が子は超能力があるのかと思うほど

手を離した瞬間にはもう別の場所へ移動しているので

気が気ではありません

家の中では大した問題ではありませんが

外では本当に恐いのです

そんな時の便利な道具が子供用のリードです

薄いリュックのような物で子供に背負って貰い

胸側にあるロックをかけるだけで装着できます

背中側にある接続部分に輪がついているので

紐の取り外しも可能という優れ物なのです

ただ　どうしても見た目はペットのお散歩になってしまうので

通り過ぎる方達の様々な視線を感じざるを得ません

歴史は繰り返す

我が家の母国語は日本語です 

義務教育で習う程度の英語や 

日常生活で聞く機会がある外国語以外 

さっぱりわかりません 

一緒に歌って身体を動かすのに丁度良いので 

「Head, Shoulders, Knees and Toes」 

「Seven Steps」 

などを好んで聞いているのですが 

最近3rdがこれらを英語らしい発音で歌いだしたのです 

言語を問わず難なく受け入れる柔軟な脳を素晴らしいと思いました！ 

そういえば1stと2ndにもこんな時期があり 

将来が有望だと淡い期待をしてしまった記憶が 

鮮やかによみがえりましたｗ 

忍耐あるのみ

集中力が出てきたようでハードカバーの本を重ねたり

既に記入済みのノートへ芯の出ていないペンで

なぞり書きを楽しんだりと長時間続ける事が多くなってきました

ただし母の膝の上での限定だったりするので足が痺れてしまうのです

途中で降ろそうものなら烈火の如く泣き出します

成長は大変　喜ばしいのですが
血流を止められる切なさも分かって頂きたく存じます

自爆行為

とある雨の日に家の中で　ゴム製のボールを用いて

2ndとキャッチボールをして遊んでいました

ボールが入るギリギリの大きさである玩具のバケツをグローブ代わりにすると

難易度が急激に高くなり　かなり白熱しました

うまくキャッチさせまいと2ndが編み出した戦法

「笑わせて脱力させる」為に排泄物の名前を叫びながら投球する

という何とも下品な技を繰り出したのです！

小学生には大変効果的だったらしく

自らが発言し　膝から崩れ落ちていったのでした

腹筋を鍛える

インターネットで無料配布していた恐怖ゲームを

1stと一緒に遊んでいます

素人の方が作成されたらしいのですが

物語が素晴らしく恐いのです

基本操作が「方向キー」と「Z」「X」のみで

キャラクターを動かし　追跡者を撃退しつつ
アイテムを収集し　それらを用いて脱出するものです

追跡者による執拗な追跡のせいで
笑顔で悲鳴をあげる1stに笑いが止まりませんでした

今夜は早く寝ようと思います

恩人

ほぼ満タンに近い2リットルのペットボトルを

身長より高い食卓から取ろうとしていた3rdに気づき

「危ないよ」と2ndが取り除いてくれました

月日が経ち　だいぶ姉稼業が板についてきた感じです

妹を危険から守ったのです！

しかし残念ながら　そんな姉の心配は知らぬ存ぜぬの3rdが

記憶している数少ない言葉の中から抜粋したのは

感謝の意味を表すものではなく

「馬鹿」なのでした